|
|||

| 平成16年7月22日 | |||
| 動物用ヒトインターフェロンアルファ経口投与剤「ビムロン 製造承認を取得 天然型ヒトインターフェロン-αを低用量で経口投与する世界初の新薬 副作用がみられず、薬剤残留の心配がない
|
|||
| (株) 林原生物化学研究所 バイオベット株式会社 |
|||
ビムロンの適応症は子牛のロタウイルス感染症で、1カ月齢未満の子牛の軽度下痢において、発症日数の短縮、症状の改善、増体量低減の改善の効果が認められました。この効能が生産効率の改善につながるのみならず、ビムロンが持つ可能性は将来的にも畜産業界に大きな経済的効果をもたらすものと期待されます。 ビムロンの最大の特徴は、従来注射で用いられるインターフェロンアルファを極微量経口投与することにあります。子牛への投与量(0.5IU/?)は、人の医療で使用される1回の投与量300万〜1,800万IUよりもはるかに微量であり、投与されたインターフェロンアルファは、動物の消化管や生体内で急速に分解されるため、薬剤残留の心配がないという特徴があります。このように、ビムロンは食の安全に寄与する画期的な産業動物用新薬といえます。 ビムロンは、子牛のロタウイルス感染症以外にも様々な臨床効果が期待されます。バイオベットでは牛や豚への臨床応用に向けても研究開発を進めています。 ビムロンの販売開始は9月上旬を予定しています。全国を3地域に分けて各地域を管轄する大手代理店3社と連繋して、獣医師への認知普及を進め、販売を行っていきます。現在、国内動物用医薬品市場は約750〜800億円といわれていますが、ビムロンはこれまでになかった新たな市場を創出するものです。バイオベットは、初年度20億円、3年後に50億円の販売を目標としています。 ■動物用医薬品 要指示医薬品「ビムロン
■ビムロンの効果 <臨床試験結果より>(概略) 子牛のロタウイルス感染による下痢症罹患に対し、下痢の発症日数を短縮し、症状と増体量の低減を改善。 ●増体量低減の改善
●ロタウイルス排泄期間の短縮
■用語解説 インターフェロン(IFN、interferon) 生体内にあるサイトカイン(cytokines)と総称されるある種の糖蛋白質の一種であり、抗ウィルス活性を持つ。抗原構造の違いによりIFN−α、β、γの3種類がある。IFNは人体用医薬品として承認されており、IFN−αはB型肝炎、C型肝炎、腎癌、慢性骨髄性白血病などの治療薬として使用されている。 インターフェロンアルファ(BALL-1) ?林原生物化学研究所が独自の技術開発により製造している天然型のヒトインターフェロンアルファ(nHuIFN−α)で、1988年に医療用医薬品原料の承認を取得し、大塚製薬?ならびに持田製薬?によって製剤化され、抗癌剤、抗ウイルス剤として販売されている。 インターフェロン低用量経口投与 従来、人の医療では約10万IU/kg以上のIFN−αが注射により投与されているが、それよりもはるかに少ない量を経口投与することで、免疫応答を調節する作用が確認されている。また、低用量経口投与が可能になることで、副作用がみられないことの他、畜産向けにも充分使用できる価格での供給が可能になる。 ロタウイルス感染症 ロタウイルスと呼ばれる球形ウィルスによって起こる幼齢期の急性下痢で、特に冬季に多く発生する。仮性小児コレラとも呼ばれる人への感染の他、牛、豚、猿、馬、犬、猫などの哺乳類および鶏、七面鳥などの鳥類などで感染が見られ、種の壁を越えて感染する。伝播は糞口感染。牛ロタウイルス病の発生は、一般に新生子牛に限り、特に1〜2週齢の子牛に多い。感染は容易かつ急速に広がり、いったん本病が侵入すると常在化し発生が繰り返される。臨床的には、突然の活力喪失、水溶性下痢を呈し、脱水、衰弱し、罹患すると子牛の増体量が抑制される。罹患率、死亡率(0〜50%)ともに高い。ロタウイルスの名は電子顕微鏡像での外観が車輪に見えることからラテン語の車輪を意味する「ロタ=rota」に由来する。 【バイオベット株式会社について】 バイオベットは、国内唯一の動物薬専業メーカーとして設立されたバイオベンチャーです。人体薬対比で市場規模が小さいことなどから新薬の開発に消極的なメーカーが多く、深刻な再編が進行するなど停滞の目立つ動物薬市場において、バイオベットは動物薬にバイオ医薬技術を積極的に導入し、実績ある技術とノウハウを活用して、短期間で機動的に画期的な新薬を上市するビジネスモデルで市場参入を果たします。 完成された既存のバイオテクノロジーを動物薬に転用することでローリスク・ローコストでの開発を実現、高い技術力が確立された提携先への製造委託によるファブレス化と計画生産、販売ルートの簡略化や独自のマーケティングによる効率的なオペレーションなど、従来なかった発想による統合的な事業コンセプトを持ち、これを完遂することにより動物薬市場を席巻する競争力を追求していきます。現在、多数の開発プロジェクトを並行して進行させており、海外からも提携案件を受けています。 今後も研究開発を進め、畜産業に大きな経済的効果と利便性をもたらし、また食の安全と環境に寄与する動物薬を提供していきます。 <会社概要> 商号: バイオベット株式会社(Bio Vet, Inc.) 設立: 1997年11月 本社: 東京都渋谷区渋谷二丁目12番15号 資本金: 5億7,455万円(2004年5月31日現在) 社員数: 11名 事業内容: 動物用医薬品の開発・製造・販売・輸出入 役員: 主要株主: 事業所: 開発・生産部門 <代表者略歴> 代表取締役社長 田村剛捷(たむら たかとし)。1939年生まれ。東京都出身。 東京農工大学卒業後、米国系医薬品メーカー、日本スクイブ(株)に入社、動物薬の開発、販売で長年の実績を重ねる。1991年、当時は専門家の注目を集めなかった『天然型ヒトインターフェロン−α(nHuIFN−α)の微量経口投与により各種動物の感染症に対する抵抗性が誘導される』という米国での報告に着目し、翌年、北海道大学獣医学部、林原生物化学研究所、フジタ製薬、(後に家畜衛生試験所(当時)も参加)で構成される「インターフェロン研究会」を設立し、基礎研究と開発を主催する。同研究会活動の商用化、すなわちnHuIFN−αを動物用医薬品として上市・販売することを目的に、1997年、バイオベット株式会社を設立、現在に至る。 ■本件に関するお問い合わせ先: 報道関係のお問い合わせ先: 読者からのお問い合わせ先:
|
| 【プレスリリーストップページにもどる】 |