このたび、NAGASEグループの株式会社林原(本社:岡山市北区下石井 代表取締役社長:安場直樹)では、本年2月1日、岡山第二工場(岡山市北区今保)に、プルランと各種酵素を生産する新工場の建設に着手いたしました。
現在の工場(現P棟)は、1976年に建設されプルランと各種酵素を生産しています。
プルランは、黒酵母(糸状菌の一種)がでん粉から作り出す天然多糖類で、その結着性、増粘性、造膜性、成形性などを生かして、主に食品の接着、増粘、品質改良や、カプセル製造など幅広い用途で使用されています。
酵素は、微生物が生み出すたんぱく質で、でん粉から各種の糖質を製造するために自社工場で使用しています。
新プルラン・酵素棟(新P棟)は、昨年締結したロンザ社との長期パートナーシップ契約を背景に、製品の安定供給はもちろん今後の需要増加、さらには新製品の製造にも対応できる新工場として岡山第二工場のマルトース棟(M棟)と現P棟との間に建築するものです。
この新工場には、長年のプルラン・酵素生産のノウハウに基づいた当社独自の製造技術、最新の製造設備や省エネ設備を導入し、製品の競争力をさらに強化していく所存です。
投資額は約75億円、2020年9月竣工を予定しています。
なお、新P棟が竣工後、現P棟は、順次解体していく予定です。
※2020年7月15日追記・・・より正確に記すために以下の修正を行いました。
「プルランは、酵母が…」 → 「プルランは、黒酵母(糸状菌の一種)が…」
【工事の概要】
所在地 | 岡山市北区今保578 敷地面積 約22,000㎡ |
建物概要 | 鉄骨造り 6階 建築面積 約1,300㎡ 延べ床面積 約5,000㎡ |
工期 | 2019年2月1日~2020年9月 |
施工 | 株式会社 日立プラントサービス |
投資総額 | 約75億円 |
◆本プレスリリースに関するお問い合わせ先
株式会社 林原 広報室 担当:横山 TEL:086-224-4315