社員の健康と安全
社員の健康と安全についての考え方
林原では、すべての社員が健康で活き活きと働くことができる安全な職場環境づくりに努めています。多種多様な社員が、健康でやりがいを持って働き、個々の能力を最大限に発揮できること、そして、互いを尊重し、切磋琢磨しながら成長していけることが、企業として果たすべき重要な責任の一つであり、成長の原点でもあると考えています。
労働安全衛生方針
基本理念
株式会社林原は、働くすべての人の安全と健康が経営の重要な基盤であることを認識し、全員が協力して安全衛生活動に積極的に取り組みます。これを通じて働きやすい快適な職場を作り上げます。
行動指針
- (1)私たちは、労働安全衛生に関わる法規、社内規定、職場のルールを遵守します。
- (2)私たちは、リスクアセスメントにより、危険・有害要因を的確に把握し、そのリスクを低減する活動を推進することで労働災害ゼロを目指します。
- (3)私たちは、労働安全衛生についての知識、意識、活動の向上を図るため、教育・啓発活動を継続的に実施します。
- (4)私たちは、職場のコミュニケーションの活性化による心の健康づくりに努めます。
- (5)私たちは、労働安全衛生への取り組みを関係するすべての人に周知します。
労働安全衛生・健康推進体制

健康推進に向けた取り組み
林原では、近年、社会的に増加している生活習慣病関連疾患やメンタルヘルスに関するさまざまな課題に対し、会社全体で取り組んでいくため「治療と職場生活の両立支援に対する林原の指針」、「メンタルヘルスに対する林原の指針」を掲げ、社員の健康推進のため継続的な取り組みを行っています。
健康推進の取り組み
◇治療と職場生活の両立支援- ●がんなど長期治療が必要な社員が安心して治療できる体制、休養・休職した際の復帰支援・体制の確立
- ●両立支援相談窓口の設置(相談窓口担当者:両立支援コーディネーター、看護師)、等
- ●メンタル不調者の発生予防、休養・休職した際の復帰支援体制の確立
- ●メンタルヘルス相談窓口の設置(相談窓口担当者:産業カウンセラー、看護師)
- ●ストレスチェック実施後、集団分析の実施。集団分析結果を踏まえた職場環境の改善
- ●産業保健スタッフ(看護師)による“こころとからだの健康相談会”の開催
- ●人事総務部顧問による“あなたのための相談室”の設置、等
- ●充実した健康診断項目(腹部超音波検査・がん検診・婦人科検診等も会社負担で実施)
- ●産業保健スタッフによる健康診断の有所見率の考察、有所見者への受診勧奨・個別面談・ 生活習慣改善指導の実施、等
- ●インフルエンザ予防接種の実施
- ●健康インフォメーションを作成し、タイムリーに健康情報を発信
- ●家庭用常備薬の配布・あっせん
- ●充実した禁煙サポート体制
- ●生産現場での暑さ指数(WBGT)による熱中症リスクの確認、リスクに応じた飲料(OS-1など)の提供による熱中症の予防、等
職場の安全確保に向けた取り組み
林原では、各事業所での労働災害を重要な課題ととらえ、年度ごとに策定した労働安全計画をもとに、必要な知識や技術習得を目的とした研修を実施しています。これらの活動により、ゼロ災害を達成すべく、安全文化の醸成と、より一層の浸透を図っていきます。
安全研修
◇研修項目- ●過去事例による災害事例の紹介
- ●リスクアセスメント個別事例研修
- ●リスク評価調査表の記載要領に関する全社水平展開
- ●所轄消防署による講演会
- ●HHK(ヒヤリ・ハット・キガカリ)、事故事例、KY(危険予知)
- ●熱中症対策セミナー
- ●岡山地方産業安全衛生大会結果の全社水平展開
- ●リスクアセスメント活動の検証、好事例紹介

労働災害発生状況
労働災害件数・比率2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | ||
労働災害件数 | 休業災害件数 | 1(1) | 2(2) | 0 | 0 |
不休業災害件数 | 6 | 4 | 5 | 5 | |
死亡災害件数 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
計 | 7(1) | 6(2) | 5(0) | 5(0) | |
労働災害比率 | 労働災害度数率 | 0.820 | 1.646 | 0 | 0 |
労働災害強度率 | 0.011 | 0.120 | 0 | 0 |
- ※労働災害度数率…災害発生の頻度(労働災害による死傷者数÷延べ実労働時間数×1,000,000)
- ※労働災害強度率…災害発生の重大さ(延べ労働損失日数÷延べ実労働時間数×1,000)
- ※()内数字は10日以上の休業災害件数
交通安全に向けた取り組み
林原では、業務・通勤・私用上を問わず、交通事故による家庭生活の崩壊の防止および会社運営の支障の絶無を目的とし、「社員による有過失交通事故ゼロ」を重点目標に掲げています。年度ごとに策定した交通安全計画と実践事項に基づき、日常の安全運転に資するタイムリーな情報発信、研修等を実施しています。
交通事故発生状況
交通事故件数2014年度 | 2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | |
有過失 | 17 | 22 | 7 | 20 | 23 | 13 |
無過失 | 4 | 1 | 16 | 18 | 15 | 14 |
合計 | 21(2) | 23(3) | 23(0) | 38(0) | 38(0) | 27(0) |
- ※有過失・無過失ともに業務・通勤・私用を含む
- ※()内数字は労災件数
交通安全への取り組み
◇各種イベントへの参加- ●無事故・無違反チャレンジ200日
- ●スマート通勤おかやま
- ●交通安全県民運動、等
- ●各事業所を管轄する警察署の警察官による研修
- ●運転免許センター職員による交通安全体験車体験研修、等
- ●全社用車を対象とした通信型ドライブレコーダーの整備・活用、等
- ●各地区安全衛生委員会を通じた情報発信・啓発
- ●機関紙および交通危険個所等の社内掲示・水平展開、等
2021年度以降も、引き続き社員が安全に業務に取り組むことのできる環境づくりを推進します。
◇2021年度に追加予定の取り組み:新入社員を対象とした運転研修外部評価
- ●交通安全活動全般 2017・2018・2020年度 署・県・管区表彰
- ●スマート通勤おかやま 2018・2019年度 2年連続大賞を受賞

