研究開発Research and Development

学会発表・論文ライブラリー

2015

農業暑熱環境下におけるトレハロース給与による特産地鶏「青森シャモロック」の種卵生産性向上効果

日本畜産学会報 86(4), 505-510 (2015)

野月 浩*、小原 孝博*、新井 成之、向井 和久

* 青森県産業技術センター畜産研究所

青森シャモロックの種鶏に成鶏用配合飼料に1%の割合でトレハロースを混合して給与した結果、夏以降と産卵後期の暑熱ストレスの影響による種卵の生産数、受精率の低下が抑制され、生産性の向上が確認された。

食品Dietary glucosyl hesperidin improves skin color and skin conditions in women. -Placebo-controlled double-blind comparative study-糖転移ヘスペリジンの皮膚色および肌質改善効果―プラセボ対照二重盲検並行群間比較試験―

薬理と治療 Japanese Pharmacology & Therapeutics 43(12), 1687-1699 (2015)

遠藤 伸、三皷 仁志、内田 智子、丸田 和彦、有安 利夫、福田 惠温、清水 隆麿*1、竹田 竜嗣*2、四方 千裕*3

*1 株式会社TESホールディングス
*2 横浜薬科大学
*3 医療法人社団穆心会 クリントエグゼクリニック

モノグルコシルヘスペリジンの長期摂取(340 mg/日)は、肌くすみの原因である血行不良による肌の赤みの低下や加齢に伴う皮膚の黄色化を改善し、敏感肌の症状である掻痒感や刺激感を軽減した。

その他Anti-inflammatory effects of adenosine N1-oxide.アデノシンN1-オキシドの抗炎症作用

Journal of Inflammation 12(1), 2-17 (2015)

Keizo Kohno, Emiko Ohashi, Osamu Sano, Hajime Kusano, Toshio Kunikata, Norie Arai, Toshiharu Hanaya, Toshio Kawata, Tomoyuki Nishimoto, Shigeharu Fukuda

ローヤルゼリーより抗炎症物質としてAdenosine N1-Oxide (ANO)を単離した。ANOはアデノシンやグリチルリチン酸ジカリウムよりも1/50~1/200の低濃度で抗炎症作用を発揮し、マウスエンドトキシンショックも有意に抑制した。また作用機序解析から、抑制性の転写因子であるc-Fosの発現上昇作用の関与が考えられた。

医療Cholesteryl pullulan encapsulated TNF-α nanoparticles are an effective mucosal vaccine adjuvant against influenza virus.TNF-αを内封したコレステロールプルランはインフルエンザウイルスに対する効果的な粘膜ワクチンアジュバントとなる

BioMed Research International Article ID 471468 (2015)

Daiki Nagatomo, Madoka Taniai, Harumi Ariyasu, Mutsuko Taniguchi, Miho Aga, Toshio Ariyasu, Tsunetaka Ohta, Shigeharu Fukuda

TNF-αを内封したコレステロールプルランは、鼻粘膜への投与でインフルエンザウイルスの致死的感染からマウスを効率的に防御し、新しいワクチンアジュバントとしての可能性を示した。

2014

食品トレハロースの『美味しさ』と『健康』に貢献する素材としての可能性

New Food Industry 56(6), 1-9(2014)

新井 紀恵、溝手 晶子、吉實 知代、山田 未佳、新井 千加子

トレハロースの物性機能と耐糖能改善等の生活習慣病リスク低減作用は、毎日の食生活において『美味しさ』 と 『健康』 の両面からQOLの高い生活をサポートする可能性がある。

2013

食品Trehalose prevents adipocyte hypertrophy and mitigates insulin resistance in mice with established obesity.肥満後マウスへのトレハロースの脂肪細胞肥大化抑制およびインスリン抵抗性改善効果

Journal of Nutritional Science and Vitaminology 59(5), 393-401 (2013)

Chikako Arai, Masaki Miyake, Yohsuke Matsumoto, Akiko Mizote, Chiyo Yoshizane, Yohko Hanaya, Kazuhiro Koide, Mika Yamada, Toshiharu Hanaya, Shigeyuki Arai, Shigeharu Fukuda

トレハロースは肥満後マウスに飲水投与を開始しても、脂肪細胞肥大化抑制、インスリン抵抗性改善効果が認められた。その際、血中高分子アディポネクチンの増加、筋肉のインスリン受容体基質の増加が認められ、インスリン抵抗性を改善したと考えられた。これらから、トレハロースはインスリン抵抗性の進行を防ぐ機能性糖質であることが示唆された。

その他トレハロースの機能性とその応用展開の可能性

“技術シーズを活用した研究開発テーマの発掘” ㈱技術情報協会刊, 681-688 (2013)

太田 恒孝

トレハロースの総説。特に生体成分保護作用の機序を解説し、医薬品添加物、臓器保存液、ドライアイ用点眼薬、癒着防止材など開発中の課題を紹介した。また、骨粗鬆症、神経変性疾患、メタボの予防などの生物作用についても紹介した。

食品トレハロースのランゲルハンス氏島保護作用:形態学的解析

日本栄養・食糧学会誌 66(1), 17-24 (2013)

新井 千加子、宮田 学、吉實 知代、小出 一広、溝手 晶子、新井 紀恵、花谷 利春、新井 成之、福田 惠温

高脂肪食負荷マウスに2.5%トレハロース飲水8週間で脂肪細胞肥大化抑制、インスリン抵抗性改善効果が認められたため、そのマウスのランゲルハンス氏島への作用を調べた。その結果、トレハロースはラ氏島の代償性肥大やα細胞増加による過剰なグルカゴン分泌を抑制することが明らかとなり、メタボリックシンドロームにおいてラ氏島を保護する優れた食品となる可能性が示唆された。

食品機能性素材「糖転移ヘスペリジン」の開発と健康へのアプローチ

科学と工業 87(1), 30-34, (2013)

丸田 和彦

糖転移ヘスペリジンは、中性脂肪低下や血流循環改善、血圧上昇抑制、抗ストレス、ビタミンC維持などの作用をもち、未病の段階から病気への進行を予防する優れた生理作用を持ち合わせていることが分かってきた。

農業Time course of changes in antioxidant activity of milk from dairy cows fed a trehalose-supplemented diet.乳用牛におけるトレハロース添加飼料給与後の乳中抗酸化活性の経日的変動

Animal Science Journal 84(1), 42-47 (2013)

Naoto Aoki*1, Kan Sato*1, Shuhei Kanda*1, Kazuhisa Mukai, Yoshiaki Obara*2, Hisao Itabashi*3

*1 Department of Biological Production, Tokyo University of Agriculture and Technology
*2 Mito Experimental Farm, Meiji Feed Co. Ltd
*3 Faculty of Applied Life Science, Nippon Veterinary and Life Science University

トレハロース添加飼料を乳用牛に給与した際の乳中DPPH ラジカル消去活性を経日的に測定した。トレハロース給与により、乳中の抗酸化活性は徐々に上昇し、給与10 日目までほぼ直線的に上昇した。

2012

その他Purification and characterization of highly branched α-glucan-producing enzymes from Paenibacillus sp. PP710.Paenibacillus sp. PP710由来、多分岐α-グルカン生成酵素の精製と諸性質

Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry 76(4), 721-731 (2012)

Keiji Tsusaki, Hikaru Watanabe, Takuo Yamamoto, Tomoyuki Nishimoto, Hiroto Chaen, Shigeharu Fukuda

多分岐α-グルカンの生成に関与する酵素を精製し諸性質を調べたところ、本糖質の生成にはα-グルコシルトランスフェラーゼとα-アミラーゼに属する2種の酵素が関与していることが分かった。

医療The cyanine dye NK-4 improves scopolamine-induced memory impairments in mice.シアニン色素であるNK-4のスコポラミン誘導性記憶障害に対する改善効果

Biological and Pharmaceutical Bulletin 35(10), 1831-1835 (2012)

Satoko Uchida, Shin Endo, Kenji Akita, Tsunetaka Ohta, Shigeharu Fukuda

NK-4は、マウスにスコポラミンを投与することによって誘導されるコリン作用性の記憶障害に対して、改善効果を示した。この結果はNK-4が痴呆の治療薬として有効である可能性を示唆した。

医療Effects of NK-4 in a transgenic mouse model of alzheimer's disease.NK-4のアルツハイマー病モデルトランスジェニックマウスにおける効果

PLoS One 7(1), e30007 (2012)

Hitomi Ohta, Shigeyuki Arai, Kenji Akita, Tsunetaka Ohta, Shigeharu Fukuda

NK-4はβ-アミロイド(Aβ)凝集を抑制し、in vitroのAβ傷害モデルで神経保護作用を示した。また、2種類のアルツハイマーモデルマウス (Tg2576、Aβ25-35脳室内投与マウス) において、有意な認知機能低下抑制作用を示した。

医療Effects of NK-4, a cyanine dye with antioxidant activities: attenuation of neuronal deficits in animal models of oxidative stress-mediated brain ischemia and neurodegenerative diseases.抗酸化作用を有するシアニン系色素NK-4の脳虚血モデル動物および神経変性疾患モデル動物における神経障害抑制作用

"Oxidative Stress - Environmental Induction and Dietary Antioxidants", Edited by Volodymyr I. Lushchak, InTech 369-388 (2012)

Hitomi Ohta, Kenji Akita, Tsunetaka Ohta

NK-4は、PI3K-Akt経路を活性化するとともに、ラジカル消去能、アセチルコリンエステラーゼ阻害作用を有し、種々の神経変性疾患モデル動物、脳梗塞モデル動物で有効な作用を示した。

医療Relevance of nuclear receptor expression in a Tchreg cell line, HOZOT: RXRα and PPARγ negatively regulate IFN-γ production.多機能性制御性T細胞HOZOTにおけるRXRαとPPARγの発現とIFN-γ産生の制御

Results in Immunology 19(2), 158-165 (2012)

Motoyuki Suzuki, Makoto Takeuchi, Kazue Tsuji-Takayama, Akira Harashima, Takeshi Otani, Terumasa Toraya, Hiroki Kakuta*1, Fumiyuki Yamasaki*2, Shuji Nakamura, Masayoshi Kibata

*1 Okayama University Graduate School of Medicine, Dentistry, and Pharmaceutical Sciences
*2 Kurashiki Medical Center

HOZOT細胞で特徴的に発現している核内受容体を調べたところ、PPARγとRXRα両者を強く発現していることが判明した。HOZOT細胞のIFN-γ産生を、これら核内受容体が直接調節していることが判明した。

香粧品Anti-oxidative and anti-aging activities of 2-O-α-glucopyranosyl-L-ascorbic acid on human dermal fibroblasts.2-O-アルファ-グルコシル-L-アスコルビン酸の抗酸化及び抗老化作用

European Journal of Pharmacology 674(2-3), 126-131 (2012)

Mutsuko Taniguchi, Norie Arai, Keizo Kohno, Shimpei Ushio, Shigeharu Fukuda

NHDF細胞をH2O2 処理すると、細胞死、老化マーカーSA-β-gal 活性の上昇、長寿遺伝子SIRT1 の発現量低下、転写因子p53, p21発現上昇が引き起こされる。AA2Gはこれらの作用を阻害した。すなわち、AA2G はH2O2による酸化ストレスからNHDFを保護し、細胞老化を抑制していた。

2011

医療Tryptanthrin inhibits Th2 development, and IgE-mediated degranulation and IL-4 production by rat basophilic leukemia RBL-2H3 cells.トリプタンスリンはTh2分化、IgE抗体を介した脱顆粒反応、およびラット好塩基球性白血病細胞株RBL-2H3からのIL-4の産生を抑制する

Journal of Ethnopharmacology 134(2), 450-459 (2011)

Kanso Iwaki, Emiko Ohashi, Norie Arai, Keizo Kohno, Shimpei Ushio, Mutsuko Taniguchi, Shigeharu Fukuda

トリプタンスリン(Trp)の抗アレルギー作用について検討した。TrpはTh2細胞への分化と、Th2クローンからのIL-4産生を抑制したが、この作用は転写因子のc-Mafの発現抑制作用によるものと考えられた。またTrpは好塩基球細胞株RBL-2H3細胞の脱顆粒反応とIL-4の産生も抑制した。後者の反応はERK1/2とAktのリン酸化抑制によることが示唆された。

医療クリプトシアニン色素(NK-4)によるNatural Killer T (NKT)細胞活性化作用

YAKUGAKU ZASSHI 131(11), 1667-1674 (2011)

國方 敏夫、河野 惠三、牛尾 慎平、福田 惠温

NK-4(1 mg)を3日間経口投与したマウスより、脾臓細胞を採取して解析した。その結果、NKT細胞の割合が有意に増加していた。またこの脾臓細胞をNKT細胞のリガンドであるα-GalCerにて刺激したところ、IFN-γ/IL-4の比率が有意に増加しており、IL-12の産生も増加していた。これらの結果から、NK-4はIFN-γ 産生性のNKT細胞を活性化していることと、この活性化にIL-12が関与していることが明らかとなった。

医療Therapeutic effect of PEGylated TNFR1-selective antagonistic mutant TNF in experimental autoimmune encephalomyelitis mice.PEG修飾したTNFレセプター1選択的阻害性変異体の実験的自己免疫性脳脊髄炎マウスにおける治療効果

Journal of Controlled Release 149(1), 8-14 (2011)

Tetsuya Nomura*1,*3, Yasuhiro Abe*1, Haruhiko Kamada*1, *4, Hiroko Shibata*1, Hiroyuki Kayamuro*1, *3, Masaki Inoue*1, Tomoyuki Kawara*1, *3, Shuhei Arita*1, *3, Takeshi Furuya*1, *3, Takuya Yamashita*1, *3, Kazuya Nagano*1, Tomoaki Yoshikawa*1, *3, Yasuo Yoshioka*1, *3, *4, Yohei Mukai*3, Shinsaku Nakagawa*3, *4, Madoka Taniai, Tsunetaka Ohta, Satoshi Serada*2, Tetsuji Naka*2, Shin-ichi Tsunoda*1, *3, *4, Yasuo Tsutsumi*1, *3, *4

*1 Laboratory of Pharmaceutical Proteomics
*2 Laboratory for Immune Signal, National Institute of Biomedical Innovation (NiBio)
*3 Graduate School of Pharmaceutical Sciences
*4 The Center for Advanced Medical Engineering and Informatics, Osaka University

多発性硬化症のモデルである自己免疫性脳脊髄炎マウスに、TNFレセプター1選択的阻害性変異体TNFを投与すると、臨床スコアと神経の脱髄を有意に軽減させた。これは、多発性硬化症の治療戦略になると考えられた。

医療Marked induction of CD4+CD8+ T cells with multifunctional properties by coculturing CD2+ cells with xenogeneic stromal cells. CD2+細胞の異種間共培養によるCD4+CD8+多機能性T細胞の効率的な誘導

Journal of Immunological Methods 372(1-2), 78-88 (2011)

Takeshi Otani, Terumasa Toraya, Akira Sugimoto, Ayumi Okochi, Motoyuki Suzuki, Makoto Takeuchi, Fumiyuki Yamasaki*, Shuji Nakamura, Masayoshi Kibata

* Kurashiki Medical Center

臍帯血から分離精製したCD2+細胞とCD14+細胞を組み合わせてマウスのストローマ細胞と共培養することにより、CD4+CD8+多機能性T細胞HOZOTを効率的に誘導出来る培養法を確立した。

医療Potent anti-tumor killing activity of the multifunctional Treg cell line HOZOT against human tumors with diverse origins.多機能性制御性T細胞HOZOTの示す様々なヒト腫瘍に対する抗腫瘍活性

International Journal of Oncology 38(5), 1299-1306 (2011)

Toshiya Inoue, Yuichi Tashiro*1, Makoto Takeuchi, Takeshi Otani, Kazue Tsuji-Takayama, Ayumi Okochi, Yuriko Mukae*1, Mayuko Koreishi*1, Fumiyuki Yamasaki*3, Hiromi Kumon*2, Shuji Nakamura, Masayoshi Kibata, Eisaku Kondo*1, *4

*1 Pathology and *2 Urology, Okayama University Graduate School of Medicine, Dentistry, and Pharmaceutical Sciences
*3 Kurashiki Medical Center
*4 Aichi Cancer Center Research Institute

多機能性の免疫細胞であるHOZOTが様々なタイプの腫瘍細胞に対してin vitroで強い抗腫瘍活性を示し、in vitroにおいても抗腫瘍活性がみられた。そのメカニズムは従来のものとは異なっていた。

医療miR-155, a modulator of FOXO3a protein expression, is underexpressed and cannot be upregulated by stimulation of HOZOT, a line of multifunctional Treg.FOXO3aタンパク質発現の調節因子であるmiR-155は、多機能性制御性T細胞HOZOT細胞では発現が低く刺激によっても増加しない

PLoS One 6(2), e16841 (2011)

Mayuko Yamamoto, Eisaku Kondo*1,*2, Makoto Takeuchi, Akira Harashima, Takeshi Otani, KazueTsuji-Takayama, Fumiyuki Yamasaki*3, Hiromi Kumon*4, Masayoshi Kibata, Shuji Nakamura

*1 Pathology, Okayama University Graduate School of Medicine, Dentistry, and Pharmaceutical Sciences
*2 Aichi Cancer Center Research Institute
*3 Kurashiki Medical Center
*4 Urology, Okayama University Graduate School of Medicine, Dentistry, and Pharmaceutical Sciences

多機能性制御性T細胞であるHOZOT細胞を特徴付けるmiRNAとして、miR-155を見出した。更に、miR-155のターゲットとしてAktシグナリングを負に制御するFOXO3aを同定し、HOZOT細胞のFOXO3a発現をmiR-155が制御している可能性が示唆された。

医療Stromal cells’ B7-1 is a key stimulatory molecule for interleukin-10 production by HOZOT, a multifunctional regulatory T-cell line.ストローマ細胞のB7-1は、多機能性制御性T細胞HOZOTでのIL-10産生を誘導する

Immunology & Cell Biology 89(2), 246-254 (2011)

Takeshi Otani, Kazue Tsuji-Takayama, Ayumi Okochi, Mayuko Yamamoto, Makoto Takeuchi, Fumiyuki Yamasaki*, Shuji Nakamura, Masayoshi Kibata

* Kurashiki Medical Center

多機能性制御性T細胞HOZOTのIL-10産生は、マウスストローマ細胞に発現するB7-1抗原を介したTCRおよびB7-1/CD28シグナルによって誘導される。

医療新たなヒトT細胞株 “HOZOT” の発見とその免疫制御機構 -cell-in-cell活性を中心として-

化学と生物 49(11), 762-769 (2011)

竹内 誠人

多機能性の免疫細胞であるHOZOTは従来の活性(サプレッサー、キラー、ヘルパー、高IL-10産生など)に加え、新たに癌細胞に侵入する(cell-in-cell活性)というユニークな挙動を示すことを見出した。

医療Neurotrophic effects of a cyanine dye via the PI3K-Akt pathway: Attenuation of motor discoordination and neurodegeneration in an ataxic animal model.シアニン系色素のPI3K-Akt経路を介した神経栄養因子様作用ー運動失調症モデル動物における運動協調性改善および神経変性抑制効果

PLoS One 6(2), e17137 (2011)

Hitomi Ohta, Shigeyuki Arai, Kenji Akita, Tsunetaka Ohta, Shigeharu Fukuda

神経栄養因子様活性を指標にしたスクリーニングにより得られたNK-4は、脊髄小脳失調症モデル動物において有効な作用を示した。この作用は、PI3K-Akt経路活性化によるものと推察された。

食品糖転移ヘスペリジンは肝臓のトリグリセライドとコレステロールエステルの低減を介して高脂肪食負荷ラットの血清トリグリセライド濃度を低下させる

薬理と治療 Japanese Pharmacology & Therapeutics 39(8), 727-740 (2011)

三皷 仁志、安田(山下) 亜希子、新井 紀恵、定清 剛、久保田 倫夫

糖転移ヘスペリジンは、脂肪酸合成の抑制と脂肪酸β-酸化の亢進を介して肝臓の中性脂肪およびコレステロールエステルを低減させることが確認された。本効果が血清中性脂肪低下のメカニズムの一端と考えられる。

その他High hatching rates after cryopreservation of hydrated cysts of the brine shrimp A. franciscana.ブラインシュリンプ(アルテミア)水和胚の凍結保存後の高孵化率

CryoLetters 32(3), 206-215 (2011)

Toru Yoshida*1, Yasuhiro Arii*1, Katsuhiko Hino, Ikuo Sawatani, Midori Tanaka*1, Rei Takahashi*2, Toru Bando*3, Kazuhisa Mukai, Keisuke Fukuo*1

*1 Department of Food Science and Nutrition, School of Human Environmental Sciences, Mukogawa Women's University
*2 Department of Clinical Pharmacy, Faculty of Pharmaceutical Sciences, Doshisha Women's College of Liberal Arts
*3 Department of Organ Preservation Technology, Kyoto University Hospital


アルテミア胚を高度に水和させ、ゆっくりと降温凍結することで、孵化率が高くなることが分かった。また。胚の水和時間におけるトレハロース含量の低下は、緩慢凍結時における孵化率低下と相関していた。