The Trehalose Symposium

トレハロースシンポジウム

トレハロースシンポジウムとは

トレハロースシンポジウムは、トレハロースに特化した研究発表会として、日本応用糖質科学会の後援をいただいて1997年に初めて開催されました。以来20年以上にわたり、トレハロースに関する研究活動を広く発信し、発展させることを目的として、トレハロースの基本的な特性や機能性を研究している研究者の方々にご登壇いただいています。

トレハロースはキノコ、植物、昆虫や微生物などの生物に含まれており、自然界に広く存在する二糖類です。生体内では乾燥状況下で細胞や組織を保護する作用があることが、古くから知られており、これまでの基礎研究によりトレハロースの水和力やガラス特性といった物理化学的性質が細胞保護作用に寄与していることが明らかとなりました。また、食品、医薬品、化粧品などの分野での応用研究が進み実用化されることで、今ではトレハロースは私たちの周りで広く利用されています。近年ではメタボリックシンドロームや、オートファジーに対してトレハロースが生理作用を示すことも明らかになっており、ライフサイエンス発展の一翼を担っている糖と言っても過言ではありません。さらには農業や畜産といった、幅広い分野においてもその機能性が研究されるなど、環境科学への貢献も注目されており、トレハロース研究のさらなる発展が期待されています。

これからも、トレハロースシンポジウムが世界中の研究者の成果発表や情報交換の場となり、新たな研究のきっかけとなることを願っております。